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診療科のご案内

新生児科



患者さまへ

当科の仕事は、妊娠中のトラブルで突然救急車に乗せられ、まさかの早産で出生された赤ちゃんや、産院で無事に生まれてきたのに、生後に何らかのトラブルで救急搬送されてきた赤ちゃんなど、「こんなはずじゃなかった」赤ちゃんたちを、一時的に預かり、元気にお返しすることです。そんな事態に遭遇すれば、おそらくご両親は不安いっぱいで、ぼうぜんと立ち尽くすのみでしょう。でも、ご安心ください。当院の周産期医療は開設以来30年以上の歴史があり、最近では、在胎23週、体重400gというような小さな小さな赤ちゃんでも、95%以上は退院できるようになりました。また、出生体重1000g未満でも、85%以上は普通の人と全く同じ生活をされています。全国でもトップレベルの診療実績です。どうか安心してお任せください。

また、手厚いアフターケアも当科の大きな特徴です。外来では、療育園等で十分な経験を積み、乳児の発達に精通した医師が、責任を持って、さまざまな困難を乗り越えた赤ちゃんたちをしっかりフォローいたします。呼吸器感染などで一時的に調子が悪くなった場合も、24時間対応で診療可能であり、入院も随時受け入れております。フォロー中に、発育障害、発達の遅れ、てんかん、脳性麻痺、あるいは眼科的疾患など、いろいろな問題が生じることがあり、小児科や他科の専門医師と密接に連携を取りながら対処しています。また、地域の保健センター、保健所、療育施設など、外部機関との連携にも、積極的に取り組んでいます。


診療科の特色
ほぼすべての新生児疾患が対象となります

1. 早産児、低出生体重児

在胎23週、体重400gが一つの目安です
2. 呼吸障害
呼吸窮迫症候群、胎便吸引症候群、新生児一過性多呼吸、原発性遷延性肺高血圧症など。ECMO(体外式膜型人工肺)治療も可能です
3. 仮死出生に続発する低酸素性虚血性脳症(HIE)

脳低温療法も可能です
4. 無呼吸発作

5. 哺乳障害

先天奇形、染色体異常、先天感染などに伴う場合も含めます
6. 重症黄疸

交換輸血治療も可能です
7. けいれん

ビデオ脳波も可能です
8. 先天性心疾患

特に、チアノーゼやSpO2低下、上下肢差を伴う場合は、緊急を要します
9. 腹部膨満、嘔吐

食道閉鎖、腸回転異常などの、小児外科疾患も対応可能です
10. 形成外科的疾患
特に、兎唇口蓋裂は哺乳障害を伴う場合が多いので、適切な対応が必要です


医療機関さまへ
患者さまご紹介について



大阪医大周産期センターは、1981年の開設以来30有余年の歴史を重ねてまいりました。特に、1999年のNICU認可以降治療成績の向上は目覚しく、在胎週数28週未満、出生体重1000g未満の超早産超低出生体重児の生存退院率は95%近くに達しています。予後についても、体格や眼科的な障害など、問題点は決して少なくはありませんが、重度の脳性麻痺や知的障害の発生率はきわめて低く、85%以上は正常域の発達経過をたどっております。今では、在胎23週、300g台の赤ちゃんでも生存退院が十分期待できるようになり、大学病院付属の周産期センターとしては、全国屈指の施設と自負しております。また、最近の死亡例のほとんどは、新生児慢性肺疾患による呼吸不全ですが、当科は、新生児慢性肺疾患研究では、わが国を代表する研究機関の一つです。
地域連携に関しては、当院はOGCS(大阪産婦人科相互援助システム)の基幹病院として積極的に母体搬送を引き受けており、母体搬送例が院内出生児の2割強を占めています。特に、超低出生体重児については、母体搬送が望ましいことは言うまでもありません。capacityにはまだまだ余裕がありますので、母体搬送を考慮される際には、ぜひ、大阪医大を選択肢の一つに加えていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
さらに、日本周産期新生児医学会の新生児専門医基幹施設として、年間40例程度の新生児搬送も受け入れています。平日の日勤帯限定ではありますが、新生児搬送も始めました。時間内であれば、直ちに当院救急車で新生児科医が参ります。外科的疾患にも十分対応できますので、出生後の新生児に何か問題があれば、遠慮なくご相談ください。

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