緩和ケアセンター

ごあいさつ


緩和ケアセンター長
南 敏明

2018年9月1日、大阪医科大学附属病院緩和ケアセンター長を拝命いたしました。現在、麻酔科学教室を担当しています。1987年に、私は麻酔科学教室に入局致しましたが、今から考えると当時は、緩和医療ではなく終末期医療を行っていたと思います。麻薬もコデイン、モルヒネのみで、ブロンプトン・カクテルを延々と処方したことを憶えています。最適な投与の間隔は4時間ごと1日6回服用ですが、眠前のみ倍量投与で1日5回服用としていました。チーム医療はなく、全てのことを一人で対応し、看取るまで何日も病院で当直をしていました。神経ブロックも、下垂体ブロックを初めて、現在より侵襲的なブロックが多く施行されていました。

一方、現在は麻薬だけでも種々の種類、いろいろな剤型が存在し、画期的な鎮痛補助薬もあります。神経ブロックも、超音波ガイド下に安全で確実に施行できるようになりました。一番素晴らしいことは、チーム医療を遂行できている事です。種々の診療科の医師、歯科医師、看護師、薬剤師、栄養士、作業療法士、臨床心理士、医療ソーシャルワーカー、事務など多職種のメンバーで痛みを管理できる事です。

緩和ケアセンター長を拝命後、まず、ホームページの更新を手始めに、勉強会、講演会など、多職種のメンバーと共にいろいろな企画を考えています。

なお、2019年7月4日 (木) には、「アニメで学ぶがんの痛み」を講演させていただきます。宜しくお願い申しあげます。

 

緩和ケアセンタースタッフ

緩和ケアを担うメンバー

  • それぞれの専門職が連携して、つらさを和らげるサポートを行います。
  • 必要に応じて、適宜関係のあるスタッフと連携します。
センター長
南 敏明
副センター長 身体症状担当常勤医師
桑門 心
副センター長 精神症状担当常勤医師
川野 涼
身体症状担当常勤医師
駒澤 伸泰
ジェネラルマネージャー 看護師
由藤 久美子
看護師(がん看護専門看護師,緩和ケア認定看護師)
長嶧 美奈子
看護師(がん性疼痛看護認定看護師)
今井 麻里子
歯科医師
越智 文子
薬剤師
後藤 愛実
医療ソーシャルワーカー
菊岡 真理
公認心理師(臨床心理士)
若林 暁子
事務職員
梶原 奈津子

 

緩和ケアとは

がんなどの生命を脅かす病気による心と身体の苦痛を和らげ、患者さんやそのご家族が、自分らしい生活を送れるようにすることです。がんの治療と並行で行われるものであり、末期だけに行われるものではありません。がんと診断された、その時から、必要とする時に、いつでも受けることができます。

 

当院では、それを専門にするチーム・外来があります。

  • 緩和ケアチームは、入院している患者さんとご家族を対象
  • 緩和ケア外来は、外来通院中の患者さんとご家族を対象

 

 

基本方針

  • 痛み、息苦しさ、身の置き所のないだるさ、吐き気など、身体のつらい症状を和らげます。
  • 不安、不眠、気分の落ち込みなど、気持ちのつらさにも対応します。
  • 今後の治療や過ごし方など、共に考えます。
  • 治療と並行して、診断時から始めることができます。
  • 入院でも、外来でも受けることができます。
  • 主治医の変更はないので、治療やケアを安心して受けられます。

 

 

緩和ケアチーム

緩和ケアチームのご案内がんや心不全の診療を受けておられる入院中の患者さんとそのご家族の痛みをはじめとするつらい症状を和らげたり、こころのケアを行っていく専門家チームです。主治医や担当の看護師と協力してサポートを行います。

  • 症状を抱えておられる入院中のがん患者さん及び心不全の患者さん
  • 緩和ケアチームによるサポートをご希望の方は、主治医、担当の看護師にご相談ください。

主な実績

緩和ケアチーム依頼件数

年度
件数
2018年度
248件
2017年度
223件
2016年度
200件
2015年度
232件
2014年度
215件

 

緩和ケア食の提供

緩和ケアチームが介入している患者さんの病状や希望に合わせて、緩和ケア専用の食事(スマイル食)を提供しています。患者さん自ら選択することで、選ぶことの自由、食べることの喜び・楽しみを感じていただきたいと思っています。
人気メニューは、果物盛り合わせ、そうめん、ヨーグルトです。

緩和ケア食

※治療食が優先されます

 

生活のしやすさに関する質問票(苦痛のスクリーニング)の実施

  • 早期からの緩和ケアを実施するために、外来通院中および入院中のがん患者さんを対象に、“生活のしやすさに関する質問票”の記載をお願いしています。
  • 痛みなどの身体症状や不安などの気持ちのつらさに応じてお話を伺い、希望に応じて緩和ケアチームや緩和ケア外来、がんサポート外来などで支援しています。
    実施件数: 2018年度 3700件

 

口腔ケアチームとのラウンド

  • 歯科医師と一緒に週に1回ラウンドを行っています。
  • 食べる楽しみを維持し肺炎などの感染症予防のため、口腔内の清潔が保てるよう支援します。

 

緩和ケア外来

緩和ケア外来のご案内外来通院中の、がん患者さんが抱えておられる痛みや、息苦しさ、不安などのつらい症状を和らげ、少しでもよい状態で過ごせるように支援していきます。

対象 症状を抱えておられる外来通院中のがん患者さん
診察日時 毎週木曜日の午前中(完全予約制)
※約30分〜1時間程度の診察・ケアを行います
場所 外来化学療法センターの診察室(2号館3階)
※神経ブロックを必要とする場合は、麻酔科外来(1階)と相談いたします

 

 

緩和ケアに関する研修会の企画・運営

OMC緩和ケアセミナー

開催日
テーマ
11回 2019年7月20日(土) みんなで学ぼう!アドバンス・ケア・プランニング
〜「もしものこと」を考えてみませんか〜
10回 平成30年7月7日(土) エンドオブライフにおける苦痛緩和のための鎮静
〜多職種で紡ぐ緩和ケア〜
9回 平成29年11月18日(土) 苦しむ人への援助を考える
8回 平成28年11月5日(土) がん終末期の輸液と栄養
〜食と“いのち”を考える〜
7回 平成27年11月7日(土) QOLを高める緩和ケア
〜 骨転移へのチームアプローチを考える 〜
6回 平成26年10月4日(土) みんなで支える緩和ケア
5回 平成25年10月19日(土) 「いつ話し合う?今でしょ!」〜多職種で紡ぐ緩和ケア〜
4回 平成24年6月30日(土) 治療・ケアのゴールを話し合う(アドバンス・ケア・プランニング)、苦痛緩和のための鎮痛
3回 平成23年2月4日(土) 「End of Lifeにおける緩和ケア」
2回 平成22年7月10日(土) 緩和ケア概論、がん疼痛マネジメント(事例検討)、嘔気、嘔吐、コミニュケーションロールプレイ
1回 平成21年9月12日(土) 緩和ケア概論、がん疼痛マネジメント(事例検討)、地域連携、コミュニケーションロールプレイ

 

緩和ケア事例検討会

開催日
テーマ
9回 2020年2月13日(木)予定  
8回 2019年2月7日(木) エンド・オブ・ライフにおける代理意思決定を考える
7回 2017年12月7日(木) 終末期がん患者に侵襲的処置をどこまで行うか?
6回 2016年12月8日(木) がん化学療法をいつまで続けるか?
5回 2015年12月10日(木) 病状を理解していない!?患者へのケアを考える
4回 2014年12月11日(木) がん患者の延命にまつわる問題について考える
3回 2013年12月12日(木) 死が近づいている事の告知を家族が拒否する場合
2回 2012年12月13日(木) どのように過ごしていきたいですか? 
―その人らしい生き方を支える多職種チーム医療を考える―
1回 2011年12月8日(木) 積極的抗がん治療の中止に関する事例

 

 

 

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