栄養部

栄養部は、「患者さんに寄り添い、食事で治療を支えます」という指針のもと、患者さん1人1人に合わせた栄養管理、疾病や身体の状態に合わせた食事の提供を行うことで治療に貢献することを目指しています。

病院食について

疾患に合わせた食事をご用意しております。口腔内の状態や食欲不振などで食事が取りにくい場合は、病棟管理栄養士が食事調整を行います。

行事食

入院中でも季節や祝祭日を感じていただけるよう、季節にあわせた行事食を提供しています。また、入院中のお子様たちには、子供向けの行事食メニューも提供しています。嚥下食(嚥下機能のレベルにあわせて調整した食事)を食べていらっしゃる患者さんにも、食べやすいように工夫し、見た目や味にもこだわった手作りのデザートを提供しています。いずれも毎回、当院の管理栄養士と調理師が試作を繰り返しながら考えたメニューとなっており、患者さんの入院中の楽しみとなるよう、心を込めて作っています。料理を写真におさめられたり、行事食とともに添えているメッセージカードを持ち帰られる患者さんもいらっしゃるようです。

行事食
小児パーティー
嚥下食
行事食
小児パーティー
嚥下食

お祝い膳

当院では、出産後のお母さんに管理栄養士と調理師で考えたお祝い膳を提供しています。出産後はお母さんの体力回復のためにもしっかりと栄養をとることが大切です。退院後は赤ちゃんが中心の生活になり、なかなかお母さん自身のケアをすることができないことも多いとは思いますが、入院中しっかり食事を食べて笑顔になっていただけるように心を込めて作っています。また、お祝い膳にはお品書きの入ったカードが付きます。思い出のひとつにしていただけるように写真がはさめるようになっています。

お祝い膳

今後の病院食

2022年完成予定の新厨房で最新機器を取り入れたニュークックチルシステムを導入する予定です。

ニュークックチルシステムとは、加熱調理後に冷却・チルド保管し、そのまま盛り付けをして配膳直前に再加熱を行う方法です。徹底した温度管理を行うことで、より安全なお食事を提供することが可能になります。また、直前に加熱を行うことで、温かく作りたてのようなおいしさを味わうことができます。調理の効率化も期待され、今まで提供できなかったお料理の提供も可能になります。

より安全でよりおいしいお食事を目指し、調理師・栄養士一丸となって取り組んでいます。

栄養管理・栄養指導について

栄養指導

入院・外来患者さんに個別栄養指導、集団栄養指導を行っております。食事に関して悩んでいることがある方は管理栄養士や主治医にお声がけ下さい。

お祝い膳

料理教室

食事療法を正しく理解して取り組むことは大切ですが、難しく感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。当院では、2019年3月に「第1回わくわく料理教室」を開催しました。減塩やカロリーダウンのコツ、計量スプーンの使い方、栄養成分表示の見方などの講義はもちろん、調理師が直接調理指導をしますので料理初心者の方でも安心して参加していただけます。調理後は、皆で食事を共にし、食事療法に関する悩みを管理栄養士に相談したり理解を深める場となりました。今後も「家に帰ってさっそくやってみよう」と思える料理教室を開催する予定です。

 
春
秋
料理教室

食札コラム

2019年度嗜好調査結果より、ご自身の病院食の内容や食事の種類がわからないと回答された方が多いことがわかりました。そこで、食種や栄養量を記載している食札の内容を理解していただくことや、栄養や食事に関する知識を増やしてもらい、ご自身の食事内容を理解していただくことを目的に、栄養や食事に関するコラムを食札の裏面にのせています。夕食のお膳にのっている食札の裏面に「食事のひみつ」と題して食事や栄養の豆知識や、当院のレシピをのせていますので、ぜひご覧ください。

お祝い膳

栄養ミニ教室

2019年12月よりご自身の食札(食事についてくるメニュー表)をもとに基本的な食事についてお話しする「栄養ミニ教室」を開催しています。少人数で気軽に質問ができる雰囲気で行っています。不定期に行っていますので、ご入院中に教室の案内がありましたらぜひご参加下さい。

お祝い膳

研究・発表

「腎不全・腎移植総合管理センター」は、医師、薬剤師、看護師、臨床工学士、ケースワーカー、管理栄養士が一体となり、トータル・リーナル・ケア(全人的・包括的腎疾患治療)の概念に基づいて腎代替療法を専門的に行える組織として開設されました。その組織の管理栄養士として、入院中や外来時に栄養食事指導を行い食事療法の支援を行っている中で、腎移植レシピエントに対して食塩摂取量を調査しています。2013年6月1日~2019年5月31日までの6年間に腎移植を受けたレシピエントは男女合わせて64名であり、推定食塩摂取量は1日平均8.0gでした。日本人の平均は10.1gですので減塩に取り組んでいる結果は見られますが、6g未満を目指して移植腎の機能を保持するために指導を継続しています。


当院では「患者さんに寄り添い、食事で治療を支えます。」という指針のもとに食事を提供しています。その中でがん治療中の患者さんは副作用により食事が思うように食べられない現状があります。そのような食欲不振をきたしている患者さんに少しでも美味しく、かつ栄養があり治療の支えになる食事の提供を日々考えています。第23回病態栄養学会「レシピコンテスト」では「がん治療中の支援食」として、食欲不振の患者さんでも食べやすく、見た目の圧迫感も少ないひとくちサイズのプチサラダクレープのレシピを、当院の調理師と共に考案し発表しました。今後も患者さんに喜んでもらえて、楽しみにしてもらえる食事を提供したいと思います。

お祝い膳


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