感染対策室

ごあいさつ

室長
感染対策室 室長
浮村 聡

最近の医療の高度化・専門化に伴い、医療はより複雑となり、耐性菌をはじめとする院内感染対策の重要性がますます大きくなっています。大阪医科大学附属病院では、病院の理念である"社会のニーズに応える安全で質の高い医療を皆様に提供するとともに良識ある人間性豊かな医療人を育成します"を実現するために、医療に携わるスタッフ全員で院内感染対策に取り組んでいます。感染対策室のメンバーは室長の浮村聡医師、副室長の大井幸昌医師の2名の感染症専門医に加え、ICN、抗菌化学療法認定薬剤師、微生物検査専門の検査技師など感染制御と感染症診療の専門家を中心に構成されています。さらに専従の事務員に加えて兼務の医師、検査技師、微生物専門家の協力を得て約10名で活動しています。その活動の概要は以下の3点です。

1. 院内感染の発生予防に努めるとともに、院内感染発生時には適切な対応を行います。
2. 医療従事者に対する感染対策や感染症診療に関する教育を行います。
3. 行政や関連医療機関と協力して地域の感染対策のレベルアップに貢献し、エビデンスを発信します。

感染対策室の中には感染制御の専門家集団である感染制御チーム(Infection Control Team:ICT)と感染症診療を専門とする抗菌薬適正使用支援チーム(Antimicrobial stewardship Team:AST)を設置しています。感染制御チーム(ICT)は定期的な環境ラウンドを実施し、日常の感染対策を推進・徹底しています。抗菌薬適正使用支援チーム(AST)は定期的なASTラウンドと血液培養ラウンドを実施し、感染症コンサルテーション外来を行うことで、耐性菌の抑制のため抗菌薬の適正使用を推進し、感染症診療を支援する活動を行っています。

また室長は大阪医科大学医師会・高槻市医師会・茨木市医師会・摂津市医師会の主要な病院が参加する北摂四医師会感染対策ネットワークの代表を務めています。このネットワークは人口約75万の医療圏の地域密着型のネットワークであり、高槻市保健所・茨木市保健所もオブザーバーとして参加し、感染対策のレベルアップために活動しています。この活動については読売新聞の記事や、ICD講習会などでも紹介され一定の評価を得ています。